BVE5でAtsEXを使用するには
BVE5ではAtsEXはそのままでは使用できませんが、BVE5.8(Version 5.8.7554.391)以降に限りBVE本体に少しだけ手を加えると動作します。
このページではBVE本体の加工の手順を説明します。
exeインストーラー版をお使いの場合、この手順は原則不要です
ただし、お使いのPCの設定などによっては必要となる場合があります。
「BVE6では動作するものの、BVE5では動作しない」という場合は一度お試しください。
ver1.0-RC10以降、手順が変更となっています
参照するライブラリの追加に伴い、BveTs.exe.configの編集内容が変更となっています。 ver1.0-RC9以前からアップデートされる際は、そのままでは動作しませんのでご注意ください。
なお、現在ご紹介している新しい手順でも、ver1.0-RC9以前のAtsEXを動作させることは可能です。
免責事項
BVE本体を加工したことにより何らかの損害を被ったとしても著者(おーとま)は一切の責任を負いません。
ご注意
提示しているサンプルコードはBVE5.8(Version 5.8.7554.391)時点のものです。今後BVE5の新しいバージョンがリリースされた場合は内容が異なる可能性があります。
加工手順
1. BVE5本体がインストールされているフォルダを探す
BVEの実行ファイル(BveTs.exe
)があるフォルダを探します。
既定の設定でインストールした場合は、
C:\Program Files (x86)\mackoy\BveTs5
(64bit PCの場合)あるいは C:\Program Files\mackoy\BveTs5
(32bit PCの場合)などになります。
2. BveTs.exe.configを開く
BVEの実行ファイルと共にフォルダ内にある BveTs.exe.config
をメモ帳などのテキストエディタで開きます。
このファイルが無い場合はBVEのバージョンが5.7以前である可能性が高いです。AtsEXはBVE5.8以降にのみ対応しています。
3. BveTs.exe.configを書き換える
BveTs.exe.config
内のコードは、デフォルトでは以下のようになっていると思います。
<?xml version="1.0"?>
<configuration>
<startup>
<supportedRuntime version="v2.0.50727" sku="Client" />
</startup>
</configuration>
これを以下のように書き換えます。
<?xml version="1.0"?>
<configuration>
<startup useLegacyV2RuntimeActivationPolicy="true">
<supportedRuntime version="v4.0"/>
<supportedRuntime version="v2.0.50727" sku="Client" />
</startup>
<runtime>
<assemblyBinding xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1">
<dependentAssembly>
<assemblyIdentity name="Irony" publicKeyToken="ca48ace7223ead47" />
<bindingRedirect oldVersion="1.0.0.1-1.9999.9999.9999" newVersion="1.0.0.0" />
</dependentAssembly>
<dependentAssembly>
<assemblyIdentity name="SlimDX" publicKeyToken="b1b0c32fd1ffe4f9" />
<bindingRedirect oldVersion="4.0.0.0-4.9999.9999.9999" newVersion="2.0.13.43" />
</dependentAssembly>
</assemblyBinding>
</runtime>
</configuration>
書き換えたら保存して閉じます。
4. 試しにAtsEXを搭載しているシナリオを開く
BVE5で拙作のサンプルシナリオなどのAtsEXを搭載しているシナリオを開いてみます。エラーが表示されず、正常に読み込まれれば成功です。