自列車ストラクチャープラグイン
自列車の動きに追随するストラクチャーを設置するプラグインです。
AtsEX車両プラグインとして実装されています。
プラグインの特長
ストラクチャーはプラグインから動的に読み込まれる仕様ですので、路線データにストラクチャーを同梱する必要はありません。 車両データにストラクチャーを同梱することで、路線データには全く依存せず動作させることが可能です。
また、車両のストラクチャーは車体の揺れに合わせた振動に対応。 一部分のみを振動させることもできるので、例えば「車体は振動させるが、台車は振動させない」といったように組み合わせて使用することもできます。
本プラグインで追加される自列車ストラクチャーは、ミラーやカメラなどに映り込ませるためのものです。
自列車の外観を直接眺める用途は想定していませんので、その点ご留意の上でご使用ください。
プラグインをデータに組み込む手順
1. プラグインを車両に配置する
下のボタンよりダウンロードしたファイルをゾーン識別子を削除した上で解凍し、車両ファイル(Vehicle.txtなど)に対する位置関係が次の画像のようになるように配置します。
ゾーン識別子の削除を忘れずに!
この手順を飛ばしたままパッケージを解凍してしまうと、不可解なエラーの原因となる場合があります。
そのままパッケージを解凍し、プラグインを配置してしまった場合は、ゾーン識別子を削除した上でもう一度解凍からやり直してください。
ゾーン識別子を削除する方法については、手動でのパッケージの適用方法 - AtsEXインストールガイドの「1-1. ゾーン識別子を削除する」をご参照ください。
既にVehiclePluginUsing.xmlなどのAtsEX車両プラグインリストファイルが存在する場合
本プラグインに同梱のVehiclePluginUsing.xmlは使用せず、既存のプラグインリストファイルに以下のコードを追記してください。
<Assembly Path="AtsExPlugins\VehicleStructure.dll" />
2. 車両ストラクチャーを配置し、設定ファイルに記述する
自列車ストラクチャーとして使用するストラクチャーを車両データ内に配置し、その設定をVehicleStructure.Config.xmlに記述します。
設定ファイルの文法は以下を参照してください。
設定ファイルの文法
コードの例
各要素・属性の解説
要素・属性 | 初期値 | 内容 |
---|---|---|
Vibrate | false | このグループのストラクチャーを、自列車の揺れに合わせて振動させるか。true で振動させる、false で振動させない |
FirstStructureFront | 0 | (Vibrate="true" の場合のみ)自列車原点から車両3Dモデルの原点までの符号付き距離 [m] |
Structure →Model |
- | 他列車ストラクチャーとして使用する3Dモデルの相対パス |
Structure →Distance |
0 | 他列車ファイルの同名キーに対応。 他列車原点から後側軌道交点(台車中心など)までの距離 [m] |
Structure →Span |
0 | 他列車ファイルの同名キーに対応。 後側軌道交点と前側軌道交点の間の距離 [m] |
Structure →Z |
0 | 他列車ファイルの同名キーに対応。 後側軌道交点からストラクチャー原点までのZ座標 [m] |
ライセンス
本ソフトウェアは、The MIT License modified with Commons Clause v1.0のもとで使用を許諾されています。
このライセンスにおいて許可されない方法での使用を希望される場合は、個別対応となりますので、お問い合わせください。
ライセンスの要約
以下の要約は正確な表現ではありません。 正式な文面はGitHub リポジトリのLICENSE.txtを参照してください。
- 原則として本ソフトウェアは自由に改変・使用することができます。
- ただし、本ソフトウェアを販売することはできません。
- また、本ソフトウェアを使った作品には、本ソフトウェアを使用している旨の著作権表示が必要です。
- 本ソフトウェアを使用したことにより何かしらの損害を受けたとしても、作者は一切の責任を負わないものとします。
ダウンロード
ミラープラグインに同梱しています。